おばけ顔に

 

 先月20日の雪山行きの際、日焼け止めクリームを塗って行った。何しろ夏の日焼けより雪焼けの方がたちが悪い。むかし雪焼けで真ん丸お月さんになって病院に行ったら「これはやけどですよ、日焼け止めクリームを塗って山に行きなさい」と言われていた。でも近年そのクリームにも負けるような軟な肌になっていたが、やっぱり雪山だし‥と塗ったのだった。

 山行の二日目あたりから顔がかゆくなって、ヒリヒリしてきて、洗顔後の化粧水にも肌がぴりぴり、おまけに顔が赤くなって腫れ上がり、普段でさえ太っちょなのにますます太っちょになってきた。

 思い出せばこの日焼け止めクリームはいつ購入したのだっけ、去年?いやいや一昨年?。買ったのはいいが一、二度使って肌荒れを起こしそのままにして置いた物&貧乏性で捨てれずに置いた物なのだ。

 こんな顔になったら冷やすしかないので暇さえあれば冷たい水で顔を洗って、ほてりを鎮めているが、まだまだ元どうりになっていない。でも思い切ってクリームは捨てたが、化粧品って何年ぐらい使用可能なんだろう?

 この顔で買い物に行くのは勇気がいる。客の少ない時間に大きなマスクをして、知人に会わないようにこそこそと急いで帰ってくる。ほんとうに古い化粧品のたたりは恐ろしいものだ。

 

 

 

 

た物